嫌われる勇気
本屋が好きで、どこか知らない土地に行っても目に入れば立ち寄る。
どの本屋に行っても、青くて和紙のような変わった質感のこれが置いてあった。
タイトルも気になった。
嫌われたくないのが普通なのに。
目を引くようなキャッチコピーやタイトルで中身は大したことのない、
思考停止者ホイホイ系の本かなと思い敬遠していた。
だけども、あまりに色んなとこに置いてあるし、
被災地の小さな仮設図書館(陸前高田コミュニティー図書館)にまでもあるもんだから、毎回出会って鬱陶しいなあと、ため息をつきながらも読んでみることにした。
要約すると、
他者の課題と自分の課題を合理的に区別し精神的に楽に生きよう
ということだと思う。
人間の悩みの原因は突き詰めると対人関係に帰着するということを理解したうえで、
本書の生き方を実践すればそれは可能かもしれない。
ただ、そこには必ず他者から嫌われる可能性が付きまとう。
では、どうすればいいのか?
嫌われる勇気を持とう。
ということだ。
キャッチーなタイトルで購買意欲を煽る本かとおもいきや、そうでもなかった。
そういう意図が見えなくもないが、純粋に本の主張をタイトルにしたとも言える。
具体的な方法論、勇気の持ち方については詳しく書かれていないが、
アドラー心理学をさらに知りたいと思わせられた。